暗号資産トレーダーのdaitote氏に、ご自身のトレーダーとしてのエッジなどについて伺いました。
daitote氏 プロフィール
暗号資産のトレーダー。node、bot、IDO、NFT、お触り、BCGなど何でもやります。仮想通貨面白い。I like NFT and crypto assets. Love nodes, love Aptos!
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取材実施日
2024年8月16日
お金を増やしたいなら、お金が集まっていないところにいっても仕方がない
ーーdaitoteさんのように高いパフォーマンスを得たいと考える読者に対して、注意点などがあれば教えてください。
お金を増やしたいなら、お金が集まっていないところにいっても仕方がないです。
お金や人が集まっていない市場について、人がいないからこそ旨みがあると考える人もいるでしょうが、勝率は低いでしょう。
例えば、Arbitrum、zkSyncのような大きいプロジェクトのエアドロップを狙う場合、たくさん人が集まっても、資金調達額がそれ以上に大きいのでリターンを得やすいです。
こういったことを考えれば、直近でエアドロップを狙うならMonadやBerachainに行くべきでしょう。
取りやすいところは絶対にある、取れるところから取りにいく
ーーそのほかにも注意点があれば教えてください。
勝ちパターンをたくさん作ることですね。
例えば、エアドロップは参加した人、全員が勝てます。
Kudasaiのようなコミュニティでも、「一部の人が勝ってそのほか多数が負ける案件」は紹介されにくく、参加者の多くが勝てるプロジェクトほど紹介されます。
それで「参加した全員が勝てる」ならエアドロップは誰が負けているかというとVCです。
VCがエアドロップ元のプロジェクトにお金を出しているので。
VCのお金をエアドロップハンターが取りに行く構図ですね。
取りやすいところは絶対にある、取れるところから取りにいこうということです。
エッジを見つけて勝ちにいくというのももちろん大事ですが、それは難易度が高く、みんなが勝てる機会を探すほうがモチベーションに繋がると思います。
利益を出せたという実績や達成感が重要で、でなければ一人でやっていてもモチベーションが続かないので。
僕は一人よりも複数人で話しながら取り組んだほうが利益につながりやすいと思いますし、モチベーションも高められます。
kudasaiのような大きなコミュニティでなくてもいいと思います。リアルの友人たちのクローズドコミュニティがあるだけでも随分と違います。
リアルな友人がいない場合は、ぜひkudasaiに来てください。
良いコミュニティに入ると、いい情報を得られ、繋がりでモチベーションも維持しやすいので、誰かと一緒にやることをオススメします。
コミュニティでアクティブに活動していると良いことが多い
ーー今入っているコミュニティはどのようなきっかけで入ったのでしょうか。
最初に入ったコミュニティは2021年頃の魔界プレセールなどで入ったイクハヤさんのコミュニティで、そのときに集まった人たちとはまだ一緒のグループでやっています。
今はKudasaiにいることが多くて、仲良くなった人が誘ってくれて入ったクローズドコミュニティもありますね。
コミュニティにいるだけではなくて、アクティブに活動していると仲良くしてくれる人も増えて良いことが多い気がします。
ーーdaitoteさんはKudasaiでアクティブに投稿されていたのでしょうか。
はい、毎日ではないですが、結構投稿していた方だと思います。
チャットのトップ100人には入っているのではないでしょうか。
コミュニティで積極的に活動していると、必ずではないですが、いいことがある可能性が高いですね。
コミュニティで発言することで、自分の思考が整理されたり他の方からの意見を貰えたりするので、最初は恥ずかしい気持ちもありましたが良い事が多いですね。
また仮想通貨の話はリアルな友人とは出来ないことが多いので、共通の趣味を持った友人ができるのは有難いです。
薄く広く触らず、選択と集中で勝てそうな機会に絞って取引できることがエッジ
ーー紆余曲折ありながらもトータルでリターンはプラスになっているかと思いますが、ご自身のトレーダーとしてのエッジはについてどのように捉えていますか。
私のエッジは根気よく続けられること、薄く広く触らず、選択と集中で勝てそうな機会に絞って取引できることですね。
特に、エアドロップが得られそうなプロジェクトは無限にありますが、全てのプロジェクトに参加するというのは不可能で、期待値が高そうなものに絞って参加しています。
何を持って期待値が高いと考えているかの言語化は難しいですが、Kudasaiでwatacchiさんが推奨しているプロジェクトは当たりが多いです。
私はwatacchiさんを頼って選択と集中をしてきました。
私のエッジはwatacchiさん頼りです。
市場にお金が落ちまくっているので、暗号資産はエッジがなくても勝てる
ーー根気よく続けられる理由はなぜでしょうか。
コミュニティに支えられていますね。
仲良しメンバーでワイワイやると、モチベーションを維持しやすいです。
完全にひとりで取り組むというのは結構大変だと思います。
こういった回答なので、私にはエッジというエッジはありません。
そんな私でも勝てるわけなので、究極的には暗号資産はエッジがなくても勝てるんです。
なぜなら市場にお金が落ちまくっているので。
Kudasaiに残っている人たちも皆んな、生き残って何らかのチャンスで利益を得ている人が多いです。
だから、まずは退場しないようにすることが大事です。
また、バブルになってから動いても遅いことがほとんどで、ブルはもちろん、ベア相場のときから根気よく取引を続けられたというのはエッジと呼べるかもしれません。
自分自身が特別なことをしているという意識はなく、本当に誰にでもできることをやっています。
例えば、STEPN GOも自分でもリサーチしてはいますが、私より質高く量をリサーチできるリサーチャーはたくさんいるわけで、必ずしも自分で調べる必要はありません。
そうなると、大事なのはとにかく考え、手を動かすことかもしれませんね。
暗号資産に使う時間と日々の情報収集
ーー暗号資産に関して毎日どの程度の時間を使っていますか。
一日1時間、多くても2、3時間ですね。
日中は本業の仕事があり、17時から22時までは子育てをしていて、ほとんど暗号資産を触れません。
そのため、上場戦も次の日に遅れて参加するなど、あまり積極的には参加できていません。
ーーKudasaiはテレグラムで投稿も多いですが、全て見れているのでしょうか。
すごい勢いで全てスクロールして見ています。
速読みたいなものですね。
Kudasaiが発行主体であるNFTのMore Kudasaiというものがありますが、このNFTを保有していると日報を読むことができるのですが、ここに質の高い情報がまとまっていますね。
プレセールで買うと大きな損失を防げる
ーー特に印象に残っている成功、失敗の取引について教えてください。
印象的なうまくいった取引ですが、最初の頃はどの取引も楽しかったですね。
買ってすぐに10倍、20倍という取引が多く、楽しかったです。
印象的な失敗した取引ですが、精神的なダメージとしてはSTEPNの取引が最も印象に残っています。
一番盛り上がっているときに入ってはいけないのですが、皆んなが入っているとどうしても入りたくなってしまいます。
完全に養分の取引でしたね。
それで反省して私が意識するようになったのは、NFTでもトークンでもプレセールで買うことです。
そうすると、失敗してもプレセールで購入した以上の金額は負けないため、大きな損失は防げます。
ーートレードやトレード以外も含めて、今後についてはどのようにお考えですか。
暗号資産に限らず、新しいことに挑戦し続けたいです。
元々、研究職だったのもそういう理由で、新しいことを知る、チャレンジするというのが昔から好きです。
今後、それが暗号資産なのか、それ以外なのかはわかりませんが、新しい事業をやったり、新しいことにチャレンジするというのは続けていきたいですね。
養分から買って養分に売れ
ーー投資やトレードに関しておすすめの書籍があれば教えてください。
オリバー・ベレス氏とグレッグ・カプラ氏が書いた「デイトレード」で、トレードではこれが転機になりましたね。
これを読むことで養分思考から少し抜け出すことができました。
STEPNでボロ負けしたころに読んだのですが、書籍に書かれていた「チャートの向こうに相手がいる」は印象的でよく覚えています。
言い方は悪いですが、「養分から買って養分に売れ」といったことが解説されていました。
逆にいうと、自分より強い相手と勝負してはいけないということですね。
また、エアドロップのように自分より強い人と一緒に戦うことでむしろ勝てるケースもあり、自分が戦っている戦場をちゃんと認識することが重要だなと思います。
「ここは強い人と一緒に戦うところか」「もしくは強い人と敵になって戦うところか」を意識するのが大事で、既にトークンやNFTがLaunchしているブロックチェーンゲーム等は強い人と敵となって戦う取引なので、広い意味でKudasaiのメンバーも敵になるわけです。
しかしエアドロップはVCのお金を取りにいくわけで、Kudasaiのメンバーも仲間になります。
自分はどんな取引をやろうとしているのか、チャートの向こうにはどんなプレイヤーがいるのか、考えたうえで自分が取れるリスクをとるのがよいと思います。
暗号資産はやり方さえ間違わなければ勝ちやすいマーケット
ーー最後に読者にメッセージをお願いします。
私自身は特殊な取引はしておらず、誰でもできることを効率よくやっているだけで、私でも勝てるということは誰でも勝てるということを伝えたいです。
暗号資産はやり方さえ間違わなければ勝ちやすいマーケットです。
良い情報は無料でもそこら中にたくさん落ちていますので、とにかく退場せず根気よく続けていきましょう。
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