暗号資産の国内取引所のなかでも特に人気の高いコインチェックとビットフライヤー。
テレビのCMなどでも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
ただ、「どっちの取引所が自分に合っているかわからない」と感じている方も多いと思います。
そこで今回は、コインチェックとビットフライヤーの違いを徹底比較して紹介していきます。
それぞれの特徴や手数料の違いなども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
コインチェックはどんな取引所?
取扱通貨数 | 19種類 |
最低取引数量(BTC) | 0.001BTC |
提供サービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheckでんき Coincheckガス 貸暗号資産 Coincheck NFT(β版)ステーキングサービス(β版) |
取引手数料 | 販売所形式:無料(スプレッド有り)取引所形式:無料 |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料負担)コンビニ:770円(3万円以上1,018円)クイック:770円(3万円以上1,018円)※ ※コンビニ入金とクイック入金は一時停止中(2022年9月現在) 参照:コインチェック公式サイト[PR] |
出金手数料 | 407円 |
特徴 | アプリダウンロード数国内取引所No.1※ ※参照:コインチェック公式サイト[PR] |
公式サイト | コインチェック公式サイト[PR] |
コインチェックはアプリダウンロード数が国内取引所No.1の取引所です。※
※参照:コインチェック公式サイト[PR]
アプリのダウンロード数が多い理由の1つとしてスマホ画面でも見やすい点が挙げられます。
下記の画像のように、売却ボタンと購入ボタンを押すだけで取引をすることが可能。
そのため、暗号資産の投資をしたことがない方でも安心して取引ができます。
また、提供サービスが多い点も魅力的です。
つみたてサービスは、決まった日にちに自分で設定した金額を自動で投資してくれるサービス。
暗号資産を長期で保有したいと思っても、保有している暗号資産の価格が下がるとつい売ってしまいたくなりますよね。
▼参考記事
そのため、自身の感情に左右されず自動で長期運用したい方にはつみたてサービスはオススメです。
アプリの使いやすさやサービスの多さから総合的に見ると、コインチェックは特に初心者の方にとって使いやすい取引所だとわかります。
ビットフライヤーはどんな取引所?
取扱通貨数 | 17種類 |
最低取引数量(BTC) | 0.00000001BTC |
提供サービス | bitFlyerかんたん積立 bitFlyerクレジットカード Tポイントをビットコインに交換 |
取引手数料 | 販売所形式:無料取引所形式:約定数量 × 0.01 ~ 0.15% (単位: BTC) |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行からの入金:無料住信SBIネット銀行以外からの入金:330円 |
出金手数料 | 三井住友銀行への出金:220円〜440円 三井住友銀行以外への出金:550円〜770円 |
特徴 | ビットコイン取引量6年連続No.1※ ※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含む) |
公式サイト | ビットフライヤー公式サイト |
ビットフライヤーは、ビットコインの取引量が6年連続No.1の国内取引所です。※
※参照:ビットフライヤー公式サイト
また、セキュリティーの強固さには定評があり、7年連続でハッキングされたことがありません。※
※参照:ビットフライヤー公式サイト
これに対してコインチェックでは、2018年1月にNEM(ネム)という暗号資産が約580億円ハッキングされたこともありました。
このように、取引所に暗号資産を預けておくリスクも当然あります。
▼参考記事
当時はコインチェックに対して不信感を持つ方も多かったですが、その点ビットフライヤーはセキュリティ面ではかなり安心できます。
コインチェックのメリット
続いて、コインチェックのメリットを順番に紹介していきます。
ビットフライヤーにはないメリットを3つ紹介するのでぜひ参考にしてください。
暗号資産の売買だけでなくNFTなども取引できる
出典:コインチェック公式サイト
コインチェックは、暗号資産国内取引所のなかでは国内初となるNFTのマーケットプレイスにもなりました。※
※参照:コインチェック公式サイト
NFTにもさまざまな種類がありますが、コインチェックでも約10種類のNFT商品を取り扱っています。
メタバースやNFTトレカ、アート、ファッションなど自身の好みに合わせて選べるのもメリットです。
電気代やガス代を支払えばビットコインが還元される
出典:コインチェック公式サイト
コインチェックは電気とガスのサービスも提供しています。
毎月の電気代やガス代を少しでも安くしたいと考えている方も多いでしょう。
コインチェックでんきの場合、毎月の電気代の1%〜7%がビットコインで還元されます。
コインチェックガスの場合、毎月のガス代の3%がビットコインで還元される仕組みです。
毎月自動的にビットコインがもらえるので、非常にオススメだと言えます。
貸暗号資産サービスを使えば最大年率5%もらえる
引用:コインチェック公式サイト
コインチェックでは、貸暗号資産サービスも利用することができます。
このサービスもビットフライヤーにはないサービスです。
自身が保有している暗号資産を貸し出すだけで最大年率5%がもらえます。
ですので、暗号資産を長期保有したい方はぜひ利用しておきましょう。
ビットフライヤーのメリット
続いては、ビットフライヤーのメリットを紹介していきます。
コインチェックにはないメリットを紹介していくので、コインチェックと比較する際の参考にしてください。
暗号資産を1円から購入できる
ビットフライヤーでは、1円から暗号資産を買うことができます。
初めて暗号資産へ投資をする際は不安も大きいでしょう。
ビットフライヤーであれば、「できるだけリスクを減らしたい」「まずは少額から投資をして様子を見たい」という方でも安心して投資をすることが可能です。
bitFlyerクレジットカードを使えばビットコインが還元される
そして、ビットフライヤーが発行しているクレジットカードを使えばビットコインが還元される点もメリットです。
国内取引所ではビットフライヤーしかクレジットカードは発行していません。
購入額の0.5%〜1%が還元されるので、日常生活でよくクレジットカードを使う方はオススメです。
また、クレジットカードの種類は「スタンダード」と「プラチナ」の2種類があります。
スタンダードは年会費0円ですが、還元率は0.5%です。
対して、プラチナは初年度年会費は0円ですが、2年目以降は税込16500円※かかります。
※カードショッピング年間150万円以上利用すると年会費が無料になります
ただ、還元率は1.0%と上がるので、年間150万円以上利用する場合はプラチナカードの方がお得です。
7年以上ハッキングされたことがないのでセキュリティが安心
ビットフライヤーは7年以上ハッキングされたことがありません。※
※参照:ビットフライヤー公式サイト
暗号資産の投資においてリスクの1つと言われているのがハッキングです。
ビットフライヤーは、不正アクセスを監視するシステムや、2段階認証システムを導入しているため、安心して取引を行うことができます。
コインチェックのデメリット
続いて、コインチェックのデメリットを紹介していきます。
最小注文数量が500円なのでビットフライヤーより高い
まず、最小注文数量が500円とビットフライヤーよりも高い点がデメリットです。
ビットフライヤーは1円から暗号資産を購入することができます。
そのため、できるだけ少ない金額で投資を始めてみたい方はビットフライヤーの方が向いています。
レバレッジの取引ができない
そして、レバレッジの取引ができない点もデメリットだと言えます。
ビットフライヤーでは、レバレッジ2倍で取引を行うことが可能です。
例えば、1万円しか持っていなくても2万円分の取引ができます。
そのため、少ない資金でも大きなリターンを狙いたい方にはコインチェックは向いていないでしょう。
ビットフライヤーのデメリット
続いて、ビットフライヤーのデメリットを紹介していきます。
出金手数料が高い
まず、出金手数料が高い点がデメリットだと言えます。
特に、三井住友銀行以外への出金の際は550円〜770円※もかかってしまいます。
※出金額が3万円未満のときは550円、3万円以上のときは770円かかる
コインチェックは一律で407円なので、三井住友銀行を持っていない方はコインチェックを使う方がお得です。
コインチェックより取扱通貨が少ない
ビットフライヤーはコインチェックより取扱通貨の種類が少ないです。
実際に、IOSTやSAND、PLTといった暗号資産はコインチェックでしか買えません。
そのため、より幅広い暗号資産に投資をしたい方はコインチェックの方がオススメだと言えます。
コインチェックとビットフライヤーの手数料を比較
ここからは、コインチェックとビットフライヤーの手数料を徹底比較していきます。
こういった手数料を極力減らすことが、暗号資産の投資で利益を得るためにも大事ですので必ずチェックしておきましょう。
販売所手数料の比較
コインチェック | ビットフライヤー | |
販売所手数料 | 無料(0.1%〜5.0%のスプレッドは含まれている) | 無料(0.1%〜6.0%のスプレッドは含まれている) |
販売所手数料自体は無料だが、購入価格と売却価格の差であるスプレッドはいくらか含まれている。
ただ、スプレッドを考慮しても手数料にあまり差はないことがわかります。
入金手数料の比較
コインチェック | ビットフライヤー | |
入金手数料 | 銀行振込:無料(振込手数料負担)コンビニ:770円(3万円以上1,018円)クイック:770円(3万円以上1,018円) ※コンビニ入金とクイック入金は一時停止中(2022年9月現在) 参照:コインチェック公式サイト | 住信SBIネット銀行からの入金:無料住信SBIネット銀行以外からの入金:330円 |
住信SBIネット銀行を持っていない方は、必然的にコインチェックの方が入金手数料が安くなります。
住信SBIネット銀行を持っている方は、コインチェックでもビットフライヤーでも無料なのでどちらも変わらないです。
そのため、入金手数料においてはコインチェックの方が良いでしょう。
出金手数料の比較
コインチェック | ビットフライヤー | |
出金手数料 | 407円 | 三井住友銀行への出金:220円(3万円未満の場合)、440円(3万円以上の場合) 三井住友銀行以外への出金:550円(3万円未満の場合)、770円(3万円以上の場合) |
上記を見るとわかるように、三井住友銀行に3万円未満を送金する場合のみビットフライヤーの方が出金手数料が安い。
ただ、それ以外はコインチェックの方が出金手数料が安くなります。
そのため、コインチェックの方がトータル的に見ると出金手数料が安くなる可能性は高いでしょう。
コインチェックとビットフライヤーの比較まとめ
今回はコインチェックとビットフライヤーの比較をしました。
どちらの取引所も人気は高いので、どちらかが良くないというわけではありません。
どちらの取引所を選ぶかは、「取り扱っている暗号資産の種類」「手数料」「提供サービス」の3つを主に基準として選びましょう。
暗号資産を長期運用したい方は、どちらの取引所もつみたてサービスがあるので積極的に利用してみてはいかがでしょうか。
▼参考記事
今回の記事を参考にして、自身に合った取引所を選んでいただけたら幸いです。