DMM株の手数料は高い?他社との比較やメリット・デメリットも徹底解説!

「DMM株って最近よく聞くけど、他社と比べて手数料って高いのかな?」

DMM株はネット証券であり、手数料の安さに強みを持つ証券会社です。

2018年からサービスを開始したDMM株ですが、業界の中でも最安水準の手数料と、便利な取引ツールがあることで話題を集めています。

今回、DMM株の手数料はもちろん、他社との比較やメリット・デメリットについて詳しく解説していきますので、DMM株での取引を始めたいと考えている方は、是非、参考にしてみてくださいね。

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1.DMM株とは?

名称株式会社DMM.com証券
公式サイトhttps://kabu.dmm.com/
本社東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
代表取締役谷川 龍二
設立平成18年12月6日
自己資本規制比率401.9%(令和4年6月末)
財務状況等https://securities.dmm.com/finance-results/
事業内容・金融商品取引業務
・店頭デリバティブ取引業務(FX・CFD)
・店頭商品デリバティブ業務
・商品投資関連業務(競走用馬)

参照:DMM株公式サイト 会社概要

DMM株は、株式会社DMM.com証券が運営するネット証券です。

国内株式と米国株式の取引に特化しており、手数料の安さ、便利な取引ツールが魅力です。

2.DMM株の手数料を他社と徹底比較

DMM株が注目されている大きな理由として、業界最安水準である手数料があります。

実際に、他社と比較してどのくらい手数料が安いのか比較していきましょう。

DMM株はネット証券になりますので、ネット証券として人気が高い「SBI証券」「楽天証券」との手数料を比較していきましょう。

今回は、DMM株が強みとしている国内株式の現物取引の手数料について比較検討していきます。

約定金額DMM株(税込)SBI証券(税込)楽天証券(税込)
~5万円以下55円55円55円
~10万円以下88円99円99円
~20万円以下106円115円115円
~50万円以下198円275円275円
~100万円以下340円535円535円
~150万円以下440円640円640円
~300万円以下660円1013円1013円
~3000万円以下880円1013円1013円
3000万円超880円1070円1070円

参照:DMM株公式サイト 株式取引の手数料

参照:SBI証券公式サイト 国内株式 スタンダードプラン

参照:楽天証券公式サイト 国内株式手数料

5万円以下の取引については3社に手数料の違いはありません。

しかし、5万円を超える取引についてはDMM株が最も安い結果となります。

ネット証券業界では、SBI証券、楽天証券が大手として手数料競争を繰り返しながら現在の手数料水準まで改定されてきました。

その結果、SBI証券、楽天証券が同じ手数料水準になっている中で、DMM株の手数料はさらに安い水準となり、現在のネット証券の中でも最安水準になります。

注意点として、国内株式の1約定あたりの手数料比較になりますので、取引回数が多い方の場合、SBI証券や楽天証券にある定額制のプランを利用すると、トータルの手数料を抑えられるケースもあります。

そのため、どのくらいの取引をするかによって個別判断をする必要があるので注意しましょう。

3.DMM株の3つのメリット

DMM株は国内株式の取引手数料がネット証券業界内でも最安水準というのが強みですが、その他にもDMM株ならではのメリットがあります。

ここからはDMM株の3つのメリットについて詳しく解説していきます。

(1)国内株式だけでなく米国株式の手数料も安い

DMM株は国内株式で現物取引は55円から、25歳以下だと実質0円で取引でき業界最安水準になります。

さらに、米国株式についても手数料が安く、米国株式は約定代金にかかわらず取引手数料は一律0円になります。

注意点として、米国株式を買うときには、円で決済を行うため、1ドルあたり25銭の為替スプレッドが発生するので忘れないようにしましょう。

参照:DMM株公式サイト DMM株の魅力 Point01

(2)最短即日で取引可能

せっかく口座開設をして投資を始めようと思っても、手続きに時間がかかるからと先延ばしにしてしまう人も少なくありません。

DMM株ではスマホを利用したスピード本人確認を利用することで、郵送物の受け取り不要になり、最短で申し込みをした即日から取引を始めることができます。

ネット証券での投資が始めてという初心者の方にとっても、安心して気軽に始められるサポート体制が充実しているのもメリットの1つといえるでしょう。

参照:DMM株公式サイト DMM株の魅力 Point02

(3)充実したPC取引ツールとスマホアプリが使える

DMM株では充実したPC取引ツールとスマホアプリが無料で利用できます。

・スマホアプリ

スマホアプリでは「かんたんモード」と「ノーマルモード」を1つのアプリからいつでも切り替えをして利用ができます。

かんたんモードでは、難しい用語や複雑な操作を排除して、全くの初心者であっても感覚的に操作して利用ができます。

見やすさを追求したシンプルなレイアウトになり、銘柄の登録や入金も基本的にはホーム画面からワンタップで切り替えができます。

一方、ノーマルモードでは、PC取引ツールに匹敵するほどの詳細な設定操作ができます。

四季報、みんかぶ、モーニングスターといった、投資家には必要不可欠な情報もリアルタイムで取得ができるので、移動中のちょっとしたスキマ時間でも株取引ができます。

チャート分析についても、一目均衡表やボリンジャーバンドといった人気のテクニカル指標も利用できるのでスマホアプリだけでも十分な機能が搭載されています。

DMM株を始めて利用する方はかんたんモードから利用を始め、慣れてきたらノーマルモードに移行するのが良いでしょう。

参照:DMM株公式サイト DMM株の魅力 Point03

・PC取引ツール

PC取引ツールでは「WEB版 DMM株 STANDARD」と「インストール版 DMM株 PRO+」を利用できます。

DMM株 STANDARDでは、基本的な機能は全て集約されていながら、メニューからどの画面にもワンクリックで移動できる操作性が特徴です。

PCだと複雑な操作があり使いにくいといったイメージを払拭できるツールになります。

その上で、DMM株 PRO+はさらなる機能としてさまざまな要望に答えられる注文機能が追加されています。

利益確定と損切りどちらの注文も同時に発注できるIFD-OCO注文や、注文までの速度を最優先にしたワンクリック発注モードなど、投資に慣れてきた経験者が満足できる機能を搭載しています。

注文以外の補助機能も充実しており、ツールのテーマカラーも5種類から選ぶことができ、Macにも対応しているため、Macユーザーも安心して利用できます。

参照:DMM株公式サイト DMM株 ツール・アプリ

4.DMM株の2つのデメリット

DMM株には様々なメリットがある反面、注意するべきデメリットもあります。

DMM株を始める際に気をつけるべき3つのデメリットについて解説していきます。

(1)投資信託や債券を扱っていない

DMM株では取引できる金融商品は国内株式の現物取引、信用取引、米国株式のみとなります。投資家によっては、取り扱いできる金融商品が限られていて不便と感じることもあるかもしれません。

安定した資産として債券に投資をしたい人や、つみたてNISAを始めるために投資信託に投資をしたい人はDMM株では扱っていないので注意しましょう。

(2)米国株式の取引には為替手数料が発生する

DMM株の米国株式にかかる手数料は、約定代金に関わらず0円となります。

しかし、0円だからといって一切の費用がかからないという訳ではありません。

米国株式の売買をする際には、1ドルあたり25銭の為替手数料がかかります。

取引手数料0円=全ての手数料が0円ということではありませんので、気をつけて取引をするようにしましょう。

5.DMM株で株式投資を始める前に知っておきたいこと

DMM株のメリット・デメリットを理解した上で、株式投資を早く始めたいと感じている人も多いのではないでしょうか。

DMM株はもちろん、株式投資を始める前に知っておきたいポイントについて解説していきます。

投資は自己責任ですので、しっかりと投資について理解を深めてから始めるようにしましょう。

(1)株式投資の専門家から学ぶ

株式投資で成果を出すためには、きちんとした専門家から学ぶことが大切です。

特に、成果を出し続けている著名人の投資スタンスや考え方を理解しておくことは、投資を長く続けていく上で重要になります。

将来の不安を煽るだけの記事や、実戦経験のない評論家の意見に惑わされることが無いように、誰が発信している情報かを見極めて知識を増やしていきましょう。

例えば、投資著名人の最近の動向について理解しておくのも良いでしょう。

▼参考記事
→『Form 13F』で機関投資家の動きを知る – バフェットはベライゾンとロイヤルティ・ファーマは全売却

(2)色々な投資手法に手を出しすぎない

株式投資を始めると、少しでも利益を得たいと考え、色々な投資手法を学ぶ人も少なくありません。

長期的に配当金を得るためにファンダメンタルズ分析をしているにも関わらず、短期間に利益を得るためにテクニカル分析に切り替えてしまったりと、気づいたら目的を見失ってしまい、何のために投資をしているか分からなくなってしまうかもしれません。

投資について知識を深めるのは悪いことではありませんが、最終的には自分にあった手法を見つけることが大切です。

実際に、成果を出し続けている投資家の中でも、色々な手法を実践した上で自分なりの投資手法を確立したという人が多いです。

色々な投資手法に振り回されないために、すでに実績のある投資家の考え方や成果を出すまでのプロセスを知っておくのは有効です。

▼参考記事
→13歳から投資を始め19歳で6,000万円を運用する専業投資家はどのようにして投資を学んだか 1/2

(3)一度の損失で投資市場から撤退しない

株式投資を始めてから、一度も損失を出さずに投資で成功するのは現実的ではありません。

どんなにリスクを減らして投資をしたとしても、含み損を抱えてしまうことや、損切りしてマイナスになってしまう可能性はあります。

借金をするような大勝負は避けたほうがよいですが、一度、損失が発生してしまったからといって、すぐに徹底して投資をしなくなるのは機会損失かもしれません。

投資の世界で成果を出すのは楽ではありませんが、継続していき成果につながれば、大きなリターンを得ることも可能です。

そうはいっても、投資で稼いでいる人が身近にいない場合、投資で成果を出し続けている結果をイメージするのは難しいでしょう。

実際に10代で投資で成果を出している人のインタビュー記事を参考に、株式投資の魅力を再度確認しておくのもおすすめです。

▼参考記事
→「株は儲かったら楽しい。儲かって楽しいとどんどんのめり込む。そしたらもっと儲かる」19歳で6,000万円を運用する専業投資家 2/2

6.DMM株 手数料のまとめ

今回はDMM株の手数料について他社との比較、メリット、デメリットについて解説をしてきました。

DMM株は1約定あたりの国内株式手数料は最安値水準であり、米国株式についても約定代金に関わらず取引手数料は0円と手数料の安さに強みのあるネット証券になります。

確かに、投資信託や債券を扱っていないというデメリットはありますが、国内株式、米国株式を中心に投資を行っている人にとっては大きな問題にはなりません。

せっかく投資を始めるなら、できるだけ手数料を安く抑えたいという方は、DMM株の口座開設から始めていきましょう。

「少額からつみたてNISAを始めたい!」

「日常生活で楽天ポイントが貯まっているから投資に活用したい!」

こういった人には、同じネット証券である、SBI証券や楽天証券も活用していくのが良いでしょう。

是非、各社の特徴を理解した上で、自分の投資スタンスにマッチした証券会社を選ぶようにしていきましょう。

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