昨今、テレビCMやネット広告でも目にすることが多くなった暗号資産。
「これから暗号資産への投資を始めてみたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、国内だけで32社もの優良な暗号資産取引所が存在しています。(2022年9月現在)※
※参照:日本暗号資産取引業協会公式サイト
そのため、どの取引所を使えばいいか迷ってしまう方もいるでしょう。
取引所を選ぶ基準の1つは、国内取引所が取り扱っている銘柄の多さです。
そこで、今回は取引銘柄が多い国内の暗号資産取引所を紹介します。
ランキング形式で5社紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
取引銘柄が多い国内取引所を使うメリットは?
そもそも、取引銘柄が多い国内取引所を使うメリットはなんでしょうか。
このメリットを理解しておく必要があるため、まずは取引銘柄が多い国内取引所を使うメリットを解説します。
その取引所にしかない銘柄に投資できる
まずは、その取引所にしかない銘柄に投資できるという点です。
各取引所によって取り扱っている銘柄の種類や数は違います。
例えば、ビットコインやイーサリアムなどのメジャーな銘柄はほとんどの取引所が取り扱っています。
ただ、アルトコイン(ビットコイン以外の暗号資産)と呼ばれる少しマイナーな銘柄は取り扱っていない取引所もあります。
取引銘柄の多い取引所にしかない銘柄もあるため、マイナーな銘柄に投資したい場合は取引銘柄が多い取引所を使う方が良いです。
多くの銘柄に分散投資できる
続いて、多くの銘柄に分散投資ができる点もメリットだと言えます。
暗号資産の投資において、大事なのはリスクを極力減らすことです。
そして、リスクを減らすためには多くの銘柄に分散投資をすることが重要です。
▼参考記事
なぜ、リスクを減らすためには分散投資が必要なのか。
それは、価格変動の影響を受けにくくなるからです。
例えば、ビットコインだけ保有している場合だと、ビットコインの価格が暴落したら損失が大きくなってしまいます。
これに比べて、ビットコインの他にイーサリアムやリップルにも投資をしている場合、イーサリアムやリップルの価格が上昇すれば、そこまで損失は大きくなりません。
このように、1つの銘柄だけに投資をするのではなく、複数の銘柄に分散投資をすることでリスクヘッジにもなります。
いち早く新規銘柄に投資できる可能性が高くなる
また、いち早く新規銘柄に投資できる可能性が高くなる点もメリットです。
取引銘柄が多いということは、今後も新規銘柄をどんどん増やしていく可能性も考えられます。
新規銘柄は、投資家からも注目を浴びやすいため価格が上昇する可能性も高いです。
そのため、少しでも早く新規銘柄に投資をするためには、取引銘柄が多い取引所を使う方がいいと言えるでしょう。
取引銘柄が多い国内取引所ランキング(2022年9月時点)
ここからは、実際に取引銘柄が多い国内取引所をランキング形式で紹介していきます。
・何種類の取引銘柄があるのか
・その取引所の特徴やメリットは何か
などについても解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
1位:GMOコイン(21種類)
取引所名 | GMOコイン |
取引銘柄数 | 取引所:21種類 販売所:19種類 |
取引銘柄 | BTC / ETH / BCH / LTC / XRP / XEM / XLM / BAT / OMG / XTZ / QTUM / ENJ / DOT / ATOM / XYM / MONA / ADA / MKR / DAI / LINK / FCR |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
最低取引量 | 取引所:0.0001BTC 販売所:0.00001BTC |
その他サービス | 暗号資産FX つみたて暗号資産 貸暗号資産 ステーキング IEO |
公式サイト | GMOコイン公式サイト[PR] |
特徴 | 2年連続 オリコン顧客満足度No.1 ※2022年 オリコン顧客満足度® 調査 暗号資産取引所 現物取引 第1位 ※参照:GMOコイン公式サイト[PR] |
取引銘柄数が一番多い国内取引所はGMOコインです。
取引所では下記21種類の暗号資産を取り扱っています。(2022年9月現在)
海外取引所でしか取り扱っていない取引銘柄もあるため、幅広い暗号資産に投資をしたい方にオススメです。
そして、GMOコインは大手のGMOグループが運営しており、サイバー攻撃対策などもしているためセキュリティ面も安心。
また、ステーキングといった他のサービスも充実しています。
ステーキングとは、保有している暗号資産を特定の期間預けておくことで、数%〜数十%の年利を受け取ることができるサービスのことです。
2022年9月現在、GMOコインでは下記のようにテゾス(XTZ)、シンボル(XYM)、カルダノ(ADA)をステーキングすることができます。
GMOコインは、多くの暗号資産に投資をしたい方やステーキングなどのサービスを利用したい方にはオススメの取引所だと言えるでしょう。
そして、現在GMOコインでは暗号資産を購入すると毎日10名に現金1000円が当たるキャンペーンを行っています。
このお得な機会にぜひGMOコインの口座を開設してみてはいかがでしょうか。
2位:DMM Bitcoin(20種類)
取引所名 | DMM Bitcoin |
取引銘柄数 | 取引所:なし 販売所:13種類 レバレッジ取引:20種類 |
取引銘柄 | BTC / ETH / BCH / LTC / XRP / XEM / XLM / BAT / OMG / XTZ / QTUM / ENJ / DOT / XYM / MONA / ADA / ZPG / IOST / ETC / TRX |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
最低取引量 | 取引所:なし 販売所:0.0001BTC |
その他サービス | BitMatch |
公式サイト | DMM Bitcoin公式サイト |
特徴 | レバレッジ取引の取り扱い暗号資産数国内No.1※ ※2022年7月現在、国内暗号資産交換業者のWEBサイト調べ ※参照:DMM Bitcoin公式サイト |
DMM Bitcoinは、取引銘柄数が20種類と国内取引所で2番目に多いです。(2022年9月現在)
DMM Bitcoinで現在取り扱っている銘柄は下記です。
ただ、20種類の取引銘柄があるのはレバレッジ取引のみ。
レバレッジ取引とは、証拠金を担保として口座に預けて、その証拠金の何倍もの金額で取引することです。
DMM Bitcoinでは、2倍のレバレッジで取引することができます。
例えば、10万円を担保として預けた場合、20万円分の取引ができるというわけです。
ただ、その分リスクも大きいので初心者の方は特に気をつけないといけません。
こうしたレバレッジ取引と比べて、現物取引の販売所形式では下記の13種類しか取引銘柄はないので注意してください。
そのため、現物取引しかしない方にとっては、取引銘柄数が多いGMOコインの方がオススメです。
ただ、GMOコインと同じく入金手数料や出金手数料が無料な点はメリットだと言えます。
手数料を極力抑えることが、暗号資産の取引で利益を得るためには大事です。
ですので、手数料を抑えたい方にはDMM Bitcoinはオススメだと言えるでしょう。
3位:Coincheck(19種類)
取引所名 | Coincheck(コインチェック) |
取引銘柄数 | 取引所:19種類 販売所:17種類 |
取引銘柄 | BTC / ETH / LTC / XRP / XEM / XLM / BAT / OMG / QTUM / ENJ / DOT / XYM / MONA / IOST / ETC / PLT / LSK / BCH /SAND |
入金手数料 | 銀行振り込み:無料 クイック入金:770円(3万円未満) 1018円(3万円以上50万円未満) 入金金額×0.11% + 495 円(50万円以上) コンビニ入金:770円(3万円未満) 1018円(3万円以上30万円以下)※ |
出金手数料 | 407円 |
最低取引量 | 取引所:0.005 BTC 販売所:500円相当額 |
その他サービス | Coincheckつみたて Coincheck IEO Coincheck NFT(β版) 貸暗号資産サービス ステーキングサービス(β版) Coincheckでんき Coincheckガス |
公式サイト | Coincheck公式サイト[PR] |
特徴 | 国内暗号資産取引アプリダウンロード数No.1※ ※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak ※参照:コインチェック公式サイト[PR] |
※2022年9月現在、クイック入金とコンビニ入金は一時停止中です。
Coincheckが取り扱っている取引銘柄数は19種類です。(2022年9月現在)
下記の18種類+BTC(ビットコイン)の19種類となります。
また、Coincheckの特徴は多くのサービスを展開している点です。
貸暗号資産サービスなどに加え、でんきやガスなどのサービスも扱っています。
電気代やガス代を節約するために、電力会社やガス会社をどこにするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
Coincheckでんきでは電気料金の1%〜7%、Coincheckガスではガス料金の3%がビットコインでもらえるのでお得です。
そして、Coincheckはアプリダウンロード数が国内取引所No.1です。※
初心者でも安心して取引ができるので、ぜひCoincheckで口座を開設してみてはいかがでしょうか。
4位:bitbank(18種類)
取引所名 | bitbank(ビットバンク) |
取引銘柄数 | 取引所:18種類 販売所:18種類 |
取引銘柄 | BTC / ETH / LTC / XRP / XLM / BAT / OMG / QTUM / ENJ / DOT / XYM / MONA / BCC / BOBA / MKR / MATIC / LINK /DOGE |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 550円/770円(3万円以上) |
最低取引量 | 取引所:0.0001 BTC 販売所:0.00000001 BTC |
その他サービス | 貸して増やす |
公式サイト | bitbank公式サイト[PR] |
特徴 | ・暗号資産取引量国内No.1 ※1 ・暗号資産取引所セキュリティ国内No.1 ※2 ※1-2021年2月14日 CoinMarketCap調べ ※2-2021年9月2日 CER.live調べ ※参照:bitbank公式サイト[PR] |
bitbankの取引銘柄数は下記の18種類です。
取引所でも販売所でも18種類の暗号資産を取り扱っています。(2022年9月現在)
そのため、取引所形式をメインで使いたい方にもオススメです。
また、bitbankは暗号資産の取引量が国内No.1。※
※参照:bitbank公式サイト[PR]
それだけbitbankを利用しているユーザーが多いということなので、安心して取引ができます。
ただ、デメリットは出金手数料が少し高い点です。
GMOコインやDMM Bitcoinは出金手数料が無料ですので、出金手数料を減らしたい方にはbitbankは向かないでしょう。
bitbankを使う際は、なるべく出金回数を減らすようにしてください。
現在bitbankでは、口座開設後に10000円以上入金すると1000円がもらえるキャンペーンを行っています。
キャンペーンの終了日時は未定なので、bitbankで口座開設をする方はぜひお早めに開設しましょう。
5位:bitFlyer(17種類)
取引所名 | bitFlyer(ビットフライヤー) |
取引銘柄数 | 取引所:6種類 販売所:17種類 |
取引銘柄 | BTC / ETH / LTC / XRP / XLM / BAT / DOT / XYM / MONA / BCH / ETC / MKR / MATIC / LSK / LINK / XTZ / XEM |
入金手数料 | 無料(住信SBIネット銀行からの入金) 330円(住信SBIネット銀行以外からの入金) |
出金手数料 | 220円〜440円(三井住友銀行への出金) 550円〜770円(三井住友銀行以外への出金) |
最低取引量 | 取引所:0.001 BTC 販売所:0.00000001 BTC |
その他サービス | かんたん取引所 bitFlyer Lightningかんたん積立 bitFlyer クレカビックカメラでお買い物 |
公式サイト | bitFlyer公式サイト |
特徴 | 国内取引所ビットコイン取引量6年連続No.1※ ※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016 年 〜 2021 年の年間出来高(差金決済 /先物取引を含む) ※参照:bitFlyer公式サイト[PR] |
bitFlyerでは、17種類の暗号資産を取引することができます。(2022年9月現在)
下記の取引銘柄に加え、ビットコイン(BTC)を取り扱っています。
ここで注意が必要なのは、取引所では6種類しか取引できない点です。
bitFlyer Lightningという取引所で、現物取引以外にレバレッジ取引もできます。
bitFlyerでは販売所でしか取引できない銘柄もあるため注意してください。
また、bitFlyerの大きな特徴として、クレジットカードを発行している点が挙げられます。
国内取引所では初となる※クレジットカードの発行をbitFlyerが行ったため、SNS上でも話題となりました。
※ 株式会社ショッパーズアイ調べ
調査方法:国内に於ける暗号資産付与のクレジットカード展開状況に関するデスクリサーチ及びヒアリング調査(2021年10月8日~20日)
調査対象:金融庁HP「暗号資産交換業者登録一覧」31社(2021年10月4日時点)
bitFlyerのクレジットカードを使って買い物をすると、0.5%〜1.0%のビットコインが還元される仕組みです。
ポイントの代わりにビットコインがもらえるので、ビットコインを増やしたい方にオススメ。
ただ、デメリットは出金手数料が高い点です。
三井住友銀行を持っていないと、550円〜770円の出金手数料が取られてしまいます。
また、入金手数料も住信SBIネット銀行以外の場合は330円かかります。
ですので、住信SBIネット銀行や三井住友銀行の口座を持っていない方にはあまりオススメできません。
取引銘柄の多い国内の暗号資産取引所まとめ
今回は、取引銘柄の多い国内の暗号資産取引所についてまとめました。
確かに取引銘柄が多いに越したことはないですが、銘柄の多さだけで選ぶのではなく、手数料やセキュリティ面、その他のサービスについてもしっかりと比較して選ばないといけません。
実際に取引所が破綻したり、ハッキング被害にあったというニュースもこれまでいくつかあります。
▼参考記事
https://burry.co.jp/articles/sugumatu-2/
ですので、それぞれの取引所の特徴を理解したうえで、取引所を選ぶようにしましょう。