仮想通貨冬の時代はあと2年続くか?

前提

この記事は、ビットコイナー反省会の動画を書き起こし・要約した記事です。掲載はビットコイナー反省会様に許可をいただいております。書き起こしについて快くご許可をいただきました運営様にこの場を借りて改めてお礼申し上げます。

ビットコイナー反省会とは

ビットコインを中心に、仮想通貨、ブロックチェーン関係の専門的なトピックを黎明期から多分日本では最も深く議論しているチャンネルです。 日本国内の黎明期からビットコイン、ブロックチェーン業界の豪華ゲストを呼びつつ、楽しく、真面目に話しています。

ホスト

Koji Higashi。ビットコインのポテンシャルに魅了され、2014年からフルタイムで関連事業に取り組む。日本のビットコイン業界の草分け的存在の一人。ビットコイン、ブロックチェーン業界においてプロダクトマネジャー、コンテンツクリエイター、マーケターなど多角的に活動しており、国内外で認知されている。Twitterアカウント: https://twitter.com/Coin_and_Peace

参照動画

金余りでスタートアップにお金を突っ込むような投機的な環境が戻らないため冬は2年続く

東晃慈氏 “仮想通貨の冬の時代はあと2年は続くか”というテーマでやっていきます。

2年以上冬が続くと思っているのがToxicとBCGチーム、2年は冬の時代は続かないと思っているのが、DeFi、Sagaチームです。

2チームの決戦になります。

では仮想通貨の冬の時代はあと2年は続くと考えているチームからお願いします。

キシン氏 FTX事件もあって、そろそろ底打ちだろうと思ってる人が多いとは思うんです。ただ底打ちと、そこから安定的にずっと上がっていくトレンドに入るのはまた別の問題だと思っていて。

結局今は景気とか金利とか、経済の方に影響されるのが大きくなってるところがあるんですね。

去年一昨年とかだと、資金流入の先はビットコインへというよりは、ベンチャーキャピタルとかからETH経由でいろんなトークンに入ったフローが多かったと思うんですね。

ということは、金余りでスタートアップにお金を突っ込むような投機的な環境が戻らないことにはなかなか上昇トレンドにはならないということを予想しています。

というのも、今アメリカの景気の先行きが不安になってて、来年中に結構やばくなって助けないと、となる観測が増えてきてるみたいなんですけど。

ただ助けるとすぐまたインフレ率が上がっちゃうんで。

歯切れの悪い、あまりお金がジャブジャブな感じにはできない、そんな状態が続くと思ってます。

なので、そういう経済的な観点から、やっぱりベンチャーキャピタルを通した、投機性の高い仮想通貨への資金流入は2年は戻らないんじゃないかなと思っています。

東晃慈氏 マクロ環境の悪化ですね、仮想通貨業界の中の話だけではなくて。お金がそもそもあんまり入ってこなくなるんじゃないかっていうこういう指摘をする人確かにたくさんいますね。

BCGの方はどうですか。

マクロの大きい調整を経ながら相場が上向いていくと考えると、次の半減期まで待たなきゃいけない

みにこーへい氏 マクロ環境ももちろんあるんですけど、慣例的なものもあると思っています。半減期があってバブルが起きて崩壊して半減期があって、というのサイクルがあると思うんですね。

そのサイクルはあと2年ぐらいで来るんじゃないかなと思ってます。

その理由としては、今回USTの事件があって、その何ヶ月後かにAlameda Researchの事件があってってなると、またAlameda Researchを起点とした何かがこれから半年後で起きて、その半年後にもう1個何か起きて、ぐらいは続くのかなと思うと、あと1年とかでそれを全部解消してみんながハッピービットコインだってなってる姿はあんま想像できない。

はたまた、すごい流行ったアプリケーションがあればめちゃめちゃ広がるという意見もあると思うんですけど。

STEPNは結構インパクト強かったと思うんすけど、あれもたった6ヶ月で滅びたことを考えると、アプリケーション単体で相場が春夏を迎えることはなかなか難しくて。

マクロの大きい調整を経ながらの慣例に乗っかって、相場が上向いていくっていうふうになるとすると、次の半減期まで待たなきゃいけないのかなというふうに思ってます。

冬がまだぬるいので、もっと何も言わなくなったぐらいでまた上がり始めるっていうふうになるのかなというふうに思ってます。

東晃慈氏 FTXが倒れてこれがもう底だと思ってるかもしれないけど、まだ冬は続くし、冬がもう少しさらに長くなるとすると、2年ではそんな簡単には戻ってこないということですね。

仮想通貨の冬の時代はあと2年はかからずに復活するという意見の方お願いします。

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前回バブルの崩壊ときよりお金が残っている冬はこれから2年も続かないはず

うどん氏 まずサイクルでいうと、前回の崩壊がどうだったかっていうのを思い返して見ると。

前回はビットコインが6,000ドルから3,000ドルまで下がった時に冬がはじまったと思っていて、そうすると2018年11月から次のバブルの起点になった2020年3月のコロナショックまで大体1年半ぐらいだったんすよね。

それを考えると、冬がそんないまから2年続くか、というのがあると。

あと今の環境を見てみると、まだ残ってる人が前回のバブル崩壊より多くて、それもちゃんと開発してるとか何かビジネスやってるとか、前回バブルの崩壊ときよりお金がそれなりに残ってるっていうとこがあって。

本当に人がいなくなって進まなくなるみたいなものもそんなになさそうですと。

あとマクロの話が出てきたんでマクロの話をすると、今2022年12月なので、2年後というのは2024年12月ですよ。

来年利上げ織り込みとか、債券市場を織り込んでるとか、インフレが落ち着いてまた金融緩和してインフレ再始動みたいなそういう話があって、その2年後までずっとシケた状態というのは想像できない。

2年て長いですよ。

バブルの頂点からまだ1年ですよ、FTXの崩壊から1ヶ月ですよ、冬は2年は続かないんじゃないっていうのが実感っていう感じです。

短期的には引き締めだが、中期、長期的にはお金の流通量は増えたまま

極度妄想氏 さっきうどんさんが言ったみたいに、2018年に底に打った後にもう一度底ぽいのが来た2020年までは2年かかって、ここから復活したのってQEでお金刷られまくったからぐいんと上に上がったと思うんですよね。

だからすごく金余りかどうかっていうのが非常に重要かなと思っていて。

コロナショックがあって、ビットコインが45万円ぐらいまでいって世界終わるんじゃないかみたいな雰囲気の三、四ヶ月後ぐらいにはSUSHIとかKIMCHIとかそんな感じの雰囲気だったじゃないすか。

いきなり雰囲気が変わったわけなんですね。

あれはQEでたくさんお金が刷られたてのが大きいと思います。

QEで実際どのぐらいの数字が刷られてるのかと言ったら、アメリカが9兆ドルぐらい、1,000兆円以上バランスシートがある中で、月々減らしてる額は9月の1ヶ月だけだと300億ドル、0.3%ぐらいしか減らしてない。

ヨーロッパに関しても、ツイートで出てたのが、5兆ユーロぐらい総発行があるのに関わらず、年間で2,800億ユーロしか圧縮していない。これも非常に小さい値ですね。

バラ撒きまくった後に減らしてない感じがしてるので、金利高くしても結局利払いがあるので、お金の量自体は増えちゃうんじゃないかと思って。

短期的には引き締めなんですけど、中期、長期的にはお金の流通量増やしちゃってるんで、ジャブジャブは全然解消されてないんですよね。

あと僕みたいなにわかでも、ちょっとした数字見てペラペラ聞きかじってるような、にわかっているじゃないすか。靴磨きの少年側のやつが逆イールドとか4年サイクルとかずっと言ってて、みんながこういうこと言ってるとそれは外れるんだろうなっていうのが二つ目の理由です。

まあそんなこんなで、金余りなんですけども、金余りのときにやっぱりウォールストリートベッドのときみたいに給付金でばらまいたんですね。

QEの大きい額ってたくさん給付金でばらまいたからすごい額になってたと思うんですけれども、給付金でばらまいた後、皆株式投資したんですよね。

給付金で普通に生活費を使わないだろうと思ってばらまいたらみんな株に使ったっていうのは、みんな働きたくないけどお金欲しいっていうすごい強いパッションがあるわけじゃないですか。

みんな織り込まれていると言いますけど、働きたくないけどお金が欲しいという強いパッションが僕は織り込まれてないと信じてます。

なので僕は、次のサイクルというのはお金もジャブジャブですし、2018から2020までかかった間ほども掛からないんじゃないかな、てのが考えてるところです。

東晃慈氏 今の意見に対して、仮想通貨の冬の時代はあと2年は続く派の人たちの意見お願いします。

景気後退が強まると投資どころではなくなる

キシン氏 今の反対意見は、どっちも自分にはあと2年冬は続きうるという意見に聞こえてしまう。

うどんさんの2018年から2020年まで2年間かかったっていうのも、2年と2年半とか2年3ヶ月、2年9ヶ月、誤差じゃないですか。

極度妄想さんの言ってることも、バランスシートをまだ少ししか小さくしていない、小さくできないんじゃないかっていう話なのか、これからすごい長い時間かけて減らしていくのかっていう話であるとか。

あと実際問題、コロナってすごい急激に来て急にみんな働けなくなったから給付金を配ったわけなんですけど。

今回リセッションがなく、ホワイトカラーリセッションみたいなことが言われてた。テック企業のプログラマーとか文系の事務職みたいな人をいっぱい解雇してる印象が強いんですけど。

その人たちって高給取りな人たちなんですね。かつ結構学があるような人たちで。

そういう人たちの中には収入の大きな部分を投資に回してるような人もいると思います。

そういう人たちが、お金がないけど働き口がないという状況になったときに、本当に明らかに投資している場合じゃないなってなるんじゃないかなっていうのがレスポンスです。

金利が上がってDeFiで運用するより儲かる構造にある

みにこーへい氏 自分もすごく最近近い感覚を覚えたんですけど、実際に本当にインフレが激化するんじゃないかみたいな理論であれば、すぐ起きてもおかしくないしあと5年後起きないかもしれないっていう中でいくと、2年に対してそこを理由にするのはちょっと違うかなっていうふうに感じたことと。

この2年の間に結局前回のDeFiバブルを引き起こしたのってCompoundの給付金とかがあってその辺からDeFiの流れが来たと思うんすけど、匹敵するようなアプリケーションが今の段階で見えてるかっていうと。あれも1年ぐらいかかったと思うんすね。

だけど今の段階でそれに匹敵するもないし、もっと金利が上がっちゃって、変にDeFiで運用するより全然儲かっちゃうみたいな構造にあると思うんですね。

それをまず探さなきゃいけなくて、その余った資金が、資金も余ってなくなりつつあって、かつ金利も高くないってなってくると、トークンの詐欺商品を売りまくるしかなくて。

それはどっちかっていうとICOの後にあったことなんで、それってあの冬の時代に商材屋さんがやったことじゃないですか。

て考えるとなんか大きいメガトレンドにはなんないのかなっていうふうに思ってます。

東晃慈氏 今の意見に対する反対意見をお願いします。

高金利時代にはデッドでなくエクイティにお金が集まる

極度妄想氏 高金利のときにDeFiが駄目になるって話は確かにあるんですけど。実際テザーの発行金額とかもどんどん下がってるんですよね。

銀行の方に入れれば5%つくのにDeFiだと5%運用が厳しいんで、テザーはどんどん発行料が減らされて償還されてるんですけども。

長期的に高金利の時代にどうなるかというと、デッドでお金引けないんでエクイティ中心になるんですよね。

借金だとあまりにも悪い状況になってしまうので、エクイティを放出してお金入れてくっていう感じなってくんですね。

これってそのまんまクリプトなんですよね。仮想通貨の性質なんですよね。仮想通貨は緩いエクイティというふうに捉えることができると、基本的にはお金入ってくるところてエクイティだと思うんですよ。

なのでQTでどんどん他の発行金額が減らされていくと全体的に縮小していくっていうのは間違いないと思うんですけども、高金利の時代というのがエクイティだらけ、草だらけのクリプトの世界で下目線になるのかっていうのはあまり確証がないかなというふうに思っています。

どちらかというとデッドじゃない部分、エクイティの下に集まるんじゃないかなというふうに思ってますと。

僕の意見としては前よりも短い期間で底打ちがあるんじゃないかなっていう意味で冬の時代は終わってるという感じで話してますね。

当時のSTEPENのような突然の盛り上がりが2年間まったくないとは思えない

信玄氏 2021年を振り返ってほしいんですけど、私は2020年5月のDeFiバブルのときからバブルが始まったと思ってて。

それがもう秋ぐらいには結構火が消えかけてて、NFTあったけど駄目だろうと思ったけど結局2021年の間ずっとバブルだったと。

でも2021年のときも何度か危ういときはあって、特にゴールデンウィークあたりってかなりやばかったんすよ。

もう駄目かなって思ったんです。

そのときに突然現れたのが Play to EarnのAXS、STEPNとか、今回はトランプとかもそうなんすけど、つまり普通に考えたらありえない阿呆みたいなものが突然出てくる可能性っていうのは否めないんですよね。

そこに、景気とはまた全然別次元の理屈で来る可能性もあると。

逆に言うとその阿呆みたいなことがあと2年間、起こらずに済むかというと私は疑問。

あともう一つ、極度妄想さんが言ったように、お金がどこに向かってることなんですけど。

リスクマネーの行き先って常に求められているというか、そういうのあると思うんですよね。

だから2年間何もなしかと言われると疑問がある。

何か起きるんじゃないかという感じがする。

既に結構みんな我慢してるんですけど、我慢するの結構つらいんですよ。おそらくそういうのもあって、ですね。

東晃慈氏 最後一言ずつ何かあれば、やってもらってこの質問は閉じようと思います。

ポンジが一時的に流行ることはあるがそれは冬が明けたとは言わない

キシン氏 景気が悪くなって、事業者と投資家の間で投資家の立場が強くなったときに、エクイティよりも投資家保護が弱いトークンへと投資が流れるのかっていうところに若干疑問がある。

それぐらいかな。

確かに冬の時代でもプラストークンというポンジが中国で流行ったのが2019年だったと思うし冬の時代でもそういう突発的な要因でめっちゃ買いが入るみたいなことはあるとは思いますけど。

あれもあのあと結局全部破綻とか逮捕とかで売られてたんで。

あれを持って冬を抜けたっていうよりは、ちょっとした小春日和に見えたけど実はただ単にポンジが行われてたみたいな状態だったんで。

それは春になったっていうのは微妙かなっていう。判定基準をどこに置くかっていう話なんで、そこはあまり深く追求しないでいいと思いますけど。

東晃慈氏 他にありますか。

みにこーへい氏 Solanaの作った流れなわけじゃないですか。雰囲気的にはって考えたときに。それをするプレイヤーが1人消えてんだよなって思うとなんか大きいお金が動きづらくなってるのかなっていうふうに思いました。

あれがまだ続いてて本当にブームだねってなってればいいんですけど、一時的にお金をつぎ込んでああいうパンプをしたってふうに見えるので、現状だと。

だとするとそれだけだとこの冬を崩すのは難しくて、やっぱりサイクル理論に乗っかってくるのかなっていうふうに思っています。

東晃慈氏 辰巳さん何かありますか。

辰巳喜宣氏 どちらのお話も可能性としてはありそうで、これから投票する人たちがどっちを希望するかによりそうですけどね。

東晃慈氏 金光さん今の話どうでした。ちょっと感想をお願いします。

金光碧氏 そうですね、私も希望としては2年も冬は続いて欲しくないんですけど、続く派の方々のマクロ的な話と、何らかの萌芽は常にあるんですが、ストーリーとして見たときに、2022年の、2020年3月から来たバーっという盛り上がりが、来る様子があんまり見えないなっていう気がします。

東晃慈氏 今の話を聞いても、金光さんはそんな感じってことですね。ありがとうございます。

※結果:冬の時代は2年続くが勝ち

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