「いま27歳で資産1億円を目指すならS&P500連動商品に毎月25万円を投資する」株式投資家・おせちーず

今回は、Burry Market Researchで掲載された記事を参考に、私も「おせちーずが今27歳ならどうやって1億円の資産を作るか」について考えを紹介したいと思います。

今月53歳になりました。27歳は26年前です。

ずいぶん昔のことに思えます。

私が今27歳ならどうするか、をちょっと考えてみました。

いま27歳で資産1億円を目指すならS&P500連動商品に毎月25万円を投資する

27歳のおせちーずは、結婚直後でした。

夫が

「(家事は)何でもするから働いてほしい」

と言ったし、当時の自分は某社に転職したばかりで仕事を辞める気がなかったので、夫と2人でフルタイムで働いていました。

ですから、2人のサラリーを合わせれば、それなりに収入がありました。

その状況が同じだと想定して、今資産形成をするならと考えてみます。

正直、話は簡単です。S&P500連動商品に毎月25万円を突っ込みます。

全世界株式でもいいです。こだわりはありません。

仮に年利5%だとすれば、20年で1億円を作れそうです。

でも、27歳だった26年前、このシミュレーション通りのことを実行するのは難しかったです。

出典:金融庁 資産運用シミュレーション

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26年前と現在との資産運用環境の違い

当時はオンライン証券などレアでした。

松井証券が日本初の本格的インターネット株取引システム「ネットストック」のサービスを開始したのが1998年5月です(松井道夫回顧録)。

それ以前に「インフラ」がぜい弱で、インターネットに自宅から接続すること自体がまだ贅沢な時代でした。

携帯電話は持っていましたが、NTTドコモのiモードすらまだ登場していなかったですし、携帯電話を持っていない人も珍しくありませんでした。

投信の銀行窓販すらない時代ですから、投資をしようと思ったら証券会社の店頭へ行くか、郵送手続きで口座開設をし、取引は店頭か電話で注文を出すのが一般的だったように思います。

運用商品に関しても、環境はプアでした。

外国株式インデックスファンドは存在していたと思いますが、ノーロードの商品は日本株投信を含めてもたぶんなかったと思います。

1990年代後半に、某運用会社の直販で投信を買った記憶がありますが、日本株インデックスですら確か3%程度の買付手数料を要し、信託報酬も1%程度だったように思います。

今は0.1%を切る商品も出てきました。

株式投資も売買でそれぞれ約定代金の3%が委託手数料として必要でした。今は無料で取引できることも多いです。

投資に関して言えば、現在の若い世代は相当恵まれています。

外資系金融機関への転職で年収は3割増しに

27歳から31歳の間、筆者は3回転職しました。27歳の時の勤務先は中途で入社した外資系ソフトウェア会社でした。

入社したときは日本人ばかりでしたが、少しずつ外国人が増えていったように記憶しています。

それがトリガーになったわけでは無かったように記憶していますが、将来を見据えて英語を身に着ける努力をしました。

今のように便利なアプリがある時代ではなかったので、NHKのラジオ講座や英語ニュースを録音して聴いて・・・というようなやり方でしたが。

それがどこかの誰かの目に触れたのか、ある日、いわゆる転職エージェントからいきなり連絡がありました。

「ある外資系金融機関があなたに興味を持っている」

みたいな内容だったように思います。

ちょうどソフトウェア会社での年収の伸びがいまいちで当時の自分のボスも申し訳なさそうにしていたタイミングだったので、エージェント(外国人だった記憶)の話を聞き、それからレジュメ送付、2回の面接を経て、想像以上にとんとん拍子に転職が決まりました。

それが28歳のときです。年収で3割増ぐらいにはなりました。

31歳までにさらに2回転職することになったのは、勤務先の事業譲渡が2回続けてあったからです。

そのような場合、リストラを覚悟するでしょう。筆者ももちろん想定しました。

2回も続けてなんて運が悪いなと思ったものです。

「英語とコンピュータとITが身についていれば、当面食いっぱぐれないと思いますよ」

配偶者が既にいたので、夫の収入で生活してもいいかなとも思っていましたが、ありがたいことに、当時はまったく職に困ることがなく、転職するたびにサラリーは増えました。

西暦2000年前後のいわゆる「ドットコムバブル」で、英語とITができる人材は重宝されたのです。

私の場合は28歳で西暦2000年以前ならまだレアだったかもしれないCFPを持っていたことも、追い風になったように思います。お金に関する基礎知識はある人だと思われたのでしょう。

28歳で転職した際、人事部長に言われたことを未だに覚えています。

「英語とコンピュータとITが身についていれば、当面食いっぱぐれないと思いますよ」

どれも程度には寄るでしょうけれど、おおむね正しかったと個人的には思っています。

ですから、世間が必要とするスキルを身に着けることは、収入を増やし、入金力を上げると考えます。

それは結果的に資産形成のスピードを上げることになると思います。

毎月25万円のインデックス投資は、結婚当初なら難しかったかもしれないなと思いますが、ピーク時ならその2倍の入金が出来たと思います。

当時はやらなかったけど、今ならやるかもしれないこと

既に申し上げたように、筆者が27歳だったころは運用手段もプアでした。住宅ローンの金利は3%超えが当たり前でした。

ですから、お金を増やす、あるいはキャッシュフローを得る手段がそもそも乏しかったように思います。

自分の周りでも資産運用をしているとか、不動産投資をしているという人はほとんどいませんでした。

住宅ローンですら金利が高かったですし、バブル経済の後始末で銀行等は融資にシビアだったのかもしれません。

ただ、今27歳で首都圏に住んでいる給与所得者だったら、不動産投資も視野に入れるかもしれないなと思います。目利きが必要だと思うので容易ではないなとは感じますが、使えるレバレッジは使いたいなとも思えます。

また、筆者が27歳だった時には無かったモノやサービスが今は増えました。

当時、自家用車を保有していましたが、今ならそこそこの規模の自治体に住めばカーシェアリングが当たり前のようにあります。

週末しか車を使わない生活なら、自家用車を所有する必要はないなと思えますね。

うまく使えば合理的に暮らせるようになったなと感じます。

配偶者の家事能力が最初から高かったことが資産形成にプラスに寄与した

これは間接的な効果かもしれませんが、一つ付け加えておきます。筆者の場合は配偶者の家事能力が最初から高かったことが、資産形成にプラスに寄与したと思います。

自分が家事にストレスをためることが少ない状態で夫と2人で働いた期間がそれなりにあったのは、「種銭」を作るという点でアドバンテージがあったと思います。

また、結婚当初、お金を取り巻くことにまったく興味が無かった夫が、生命保険の見直しから始まって投資をするようになるに至ったことも私には想定外の追い風でした。

夫が背中を押してくれ、あれこれアシストしてくれたおかげで社会人大学院で学びMBAを取得することもできました。

もう一つ、健康の維持に努めたことも収入を途切れさせないという点で取り組んでよかったことでした。

筆者はがんを経験していますが、幸い非常に早期の段階で発見していただけたので、今もほぼ普通の生活が出来ています。

今ならインデックス投資だけで資産形成が可能だと思います。とはいえ、筆者の場合は、自分の興味と仕事で個別株への造詣ができました。

それは、一生の趣味としても楽しいし、Burry Market Researchさんなどに寄稿するとか、セミナーなどで講師をさせていただくといった、収入源にもなりましたので、自分の中ではやってよかったことです。

仮に今から資産形成をもくろむとしても、少しは個別株にも資金を配分すると思います。

それはエンターテイメントみたいなものです。

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