botterのBBB氏に、BBB氏が取り組むCryptoBar P2Pの運営や今後の目指す姿について伺いました。
BBB氏 プロフィール
2017年から暗号資産に参入。主体となる戦略はトレンドフォローと恐怖への逆張り。ドローダウン多めのスイングトレーダー。取引自体はBotで運用。 2022年にクリプトユーザー向けのリアルスペース、Barの「CryptoBar P2P」をオープン。株式会社0xP2P代表取締役。
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CryptoBar P2P プロフィール
Cryptoの文化と技術を愛する人が集う場所。現地でCrypto決済するか(=NFT会員証はなくても良い)、公式HPで1day / 1month / 1yearのNFT会員証を購入することで入店可能。会員は現地での支払い不要。毎日19:00-23:20で営業中。
取材実施日
2023年6月19日
CryptoBar P2Pはクリプトが好きな人だけが集まれる隠れ家として利用していただくためのお店
ーー改めて、BBBさんが取り組まれているCryptoBar P2Pについて教えてください。
CryptoBar P2Pは「Cryptoの文化と技術を愛する人が集う場所」をテーマとしたお店です。
日本円やクレジットカードは利用できず、クリプト決済またはNFT会員証の購入によりお店を利用いただけるのが特徴です。
クリプトに興味がある人や好きな人だけが集まれる隠れ家としてご利用いただくことを想定したお店です。
私も週に二回はお店に出勤しています。
ーーコアな方々が訪れている印象です。
そう思われることが多いのですが、「コインチェックで暗号資産を購入した」「メタマスクのアカウントを最近作った」といった比較的カジュアルな層にもぜひ利用いただきたいと考えています。
ただ、もちろん常連の方は上級者が多いです。
ーー最近では特にどのような方に利用されていますか。
取引所やNFTプロジェクト、ブロックチェーンゲームの開発者、ハッカソンに参加するエンジニアやトレーダー、一般企業に勤めつつ個人でノードを立てている方など本当にさまざまな方々に利用いただいています。
海外からのお客様も来店されています。
基本的には、なんらかの形でクリプトに興味を持たれている方々がほとんどです。
マウントゴックス元CEOのマルク・カルプレス氏も来店
ーー特に印象的な出来事があれば教えてください。
マウントゴックス元CEOのマルク・カルプレス氏が一度CryptoBar P2Pにひとりで遊びに来られたことがあります。
カルプレス氏にCryptoBar P2Pのボードにサインしていただいたのですが、その横にChainalysisのファウンダーでCEOのジョンソンが BitCoin Bounty hunter(お前見てるからな)とサインしていて面白かったです。
昨年、最も盛り上がったイベントは、イーサリアムのマージで、イーサリアムに関するクイズを行いみんなで盛り上がりました。
五月にはビットコインピザデーを実施していますし、六月にはバーベキューも開催しましたね。
花見や花火見物、納涼船など、そういったイベントも開催していきたいと考えています。
お店に来るのはハードルが高いかもしれませんが、こういったイベントなら初心者の方も参加しやすいと思います。
ーーこれから特にどのような方に利用していただきたいですか。
前提として、CryptoBar P2Pはクリプトを社会実装する場や、新しい挑戦を応援する場所でありたいと考えています。
そのため、クリプトへの興味さえあればどなたでもウェルカムではあるのですが、特に新しい取り組みを始めようとしている方、リアルの空間で何か社会実験をしたいと考えている方は大歓迎です。
スタートアップでお金はないという場合でも、我々がアルファユーザーとして使わせていただく代わりに場所を無料提供する、なども相談可能です。
CryptoBar P2Pを、さまざまな人に自身のプロトコルやサービスのために活用してほしいと考えています。
CryptoBar P2Pとしての最終的なビジョンや目指す方向性
ーーCryptoBar P2Pとしての最終的なビジョンや目指す方向性について教えてください。
必ずしも大規模になる必要はないと思っていますが、しっかりとWeb3、クリプトの世界で存在感を示したいという思いはあります。
クリプトのコワーキングスペースとして全国に展開する、そういった方向性も考えられます。
また、NFT会員証に対してさまざまなユーティリティを追加し、CryptoBar P2Pだけでなく他の場所でも活用できるようにする、ラグジュアリーブランドのように付加価値を付与するという方向性も検討中です。
直近では、NFT会員証のアップデートも予定します。
また、私は現金の匿名性がクリプトよりも高いのにも関わらず、クリプトが犯罪に絡めて言及されることが多いことに不満を持っています。
だからこそ、今後P2Pでは、ビットコインやイーサリアムで米や水を買えるようにする予定です。
売上というよりは純粋にCryptoBar P2Pの思想を表現するための一つの方法論として考えていて、クリプトで生活ができるということをアピールしたいと考えています。
クリプトは好きだが、リバタリアンではなく監視社会構想が好き
ーークリプトの社会実装について強い興味を持たれていますが、特にどのような活用に興味がありますか。
今後の文明を成り立たせるためにはフリーライドをなくす必要があると考えており、そのアプローチの一つとしてもっとブロックチェーンを活用していきたいと思っています。
私はクリプトが好きですけどリバタリアンではなく、監視社会構想が好きなんです。
なぜ好きなのかというと、それが効率的だからです。
例えば、指紋認証や虹彩認証、耳殻の音の反響の印象などの生体情報を秘密鍵としたハッキングが難しいウォレットをひとりひとつ保有し、納税用の口座として紐づけられているとします。
この納税用のウォレットからしか納税できず、一般の市場で何かを購入する際にはこのウォレットからしか決済できないとしたら、納税はスマートコントラクトで全て完結するでしょう。
ブロックチェーンで国家を成り立たせる仕組みとしてこれは完全な監視社会の構想ですが、私はそれでも問題ないと思っています。
私はディストピア的な思想を持っており、人類や社会システムの存続を優先し、そのためなら匿名性が排除されても構わないと考えています。
事業をやる、事業を拡大させることが純粋に楽しく興味がある
ーーBBBさんはベースがトレーダーですが、CryptoBar P2P運営の一番のモチベーションは何でしょうか。
トレード中心的な生活を送る中で人との触れ合いが減り寂しさを感じ、人と関わる場所が欲しいという側面で最初は始めました。
しかし今は、事業をやる、事業を拡大させることが純粋に楽しく興味があります。
そして一店舗の運営だけでは大きな利益にはなりませんし、飲食店の売上は関わる人の数や提供できる価値に比例しますので、そういった意味でもきちんとスケールさせていきたいと考えています。
上場やユニコーン企業を目指した大きな資金調達というのはあまり考えていませんが、年商十億円以上は目指していますね。
クリプトを使える人が多数派ではない状況だからこそ、好きな人たち同士で楽しめる場所としてCryptoBar P2Pは存在している
ーー最後に、読者へのメッセージをお願いします。
社会実装の場として、クリプトの文化と技術が好きな人であれば、誰でも大歓迎の場として営業しています。
みなさん、ぜひ気軽に遊びに来ていただければと思います。
例えば今、決済はクリプトのみとさせていただいていますが、10年後、20年後にクリプト決済が当たり前の世界になったら、お店の役目は終わるかもしれません。
そういう可能性も全然あると思っています。
クリプトを使える人が多数派ではない状況だからこそ、好きな人たち同士で楽しめる場所としてCryptoBar P2Pは存在しているので、今だからこそ利用いただきたいです。
クリプトであれば多様なトークンでの決済に対応しています。
このトークンで支払いたいというものがあれば私宛に遠慮なくDMいただければと思います。
BBB氏 アカウント:https://twitter.com/project_bbb
CryptoBar P2P アカウント:https://twitter.com/CryptoBarP2P
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「毎月100万円以上のビットコインを買えるキャッシュを生み出すスモビジについて研究」するコミュニティ、「BMRスモールビジネス研究所」を開始しました。ご興味ある方はぜひ覗いてみてください。
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