おせちーず流 証券会社の選び方

BMRさんから「証券会社の選び方」というお題をいただきました。

このお題、シンプルなようで、筆者にはなかなか難しいです。

おせちーず氏 プロフィール

投資歴約32年の女性株式投資家。新卒でシステムエンジニアとして従事し、その後証券アナリストを経て、現在は企業に勤めながら大学で非常勤講師にも従事。『個別株でインデックス以下のローリスク・ローリターン』を追求した株式投資を行っている。
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おせちーずがいま使っている証券会社

まずは、筆者の現状から明らかにします。

メイン:マネックス証券 NISA、特定口座、信用口座、米国株口座

サブ:楽天証券 円建て特定口座のみ

おまけ:SMBC日興証券 フロッギーをたまに使っている

マネックス証券との付き合いは、10年以上です。

筆者は証券アナリスト時代、自社以外の証券会社に口座を持てないルールがありました。

よって、投資歴=証券会社の口座歴、ではありません。

初めて投資をしたときはオンライン証券なんてない時代でしたが。

マネックスは確か2000年代の前半ぐらいに数年使い、いったんクローズしました。

証券アナリストではなくなり、投資に制約がなくなったときに新たに開設したのもマネックスでした。

なぜ当時マネックス証券を開設したのか

SBI証券でも楽天証券でも無かった理由は、SBI証券は当時(9年余り前)から、ユーザーインターフェースがわかりにくいとかメンテナンスが多いと聞いていたこと、楽天証券は当時楽天のサービスをほとんど使っていなかったため、わざわざ楽天証券を選ぶ必要もなかったからです。

使ったことがあるマネックスになじみがあったので、他の証券会社を選ぶこともほとんど考えていませんでした。

マネックスに口座を作った当時は円での取引しかしていませんでした。

その後、某銀行で持っていたそこそこの額の円建てMMFが償還されることになり(2016年のことだった記憶)、その資金の行き先を考えた時に米国株もありかなと思って、米国株口座も作りました。

今でも米ドルと円の資金移動に時間がかかると聞いていますが、筆者の場合は、急いでドル転して米国株を買う!みたいなことをやらないので、特に困ってはいません。

つみたてNISAが始まった時に、NISA口座をマネックスに作りました。

そのまま、2024年にスタートした新しいNISAでもマネックスを使っており、2020年の春まではマネックスしか使っていませんでした。

楽天証券はマネックスで取引できない商品があり、かぶミニがスタートしてからは利用が増えている

楽天証券に口座を作ったのは、マネックスでは取引できない商品があり、楽天ではそれを取引できると知ったからです。

ちょうど2020年の初頭に楽天カード会員にもなりましたし、オンラインショッピングも楽天を使うことが増えたので、証券会社の口座を持っていてもいいかなぐらいの気持ちで作りました。

昨年、日本株取引手数料が無料になったのと、かぶミニ(楽天証券の単元未満株取引サービス)がスタートしてからは、利用する機会が増えています。

かぶミニは取引価格にスプレッドがあるものの、リアルタイムで取引できる銘柄が多くて、お小遣い感覚で取引して楽しんでいます。

マネックスが何らかの理由で利用できない時に、取引したいものがあった場合の「保険役」でもあります。

日興フロッギーの日興イージートレードではSMBC日興証券のアナリストが発行したレポートを読めるので重宝している

SMBC日興証券の口座は去年作りました。

日興フロッギーを使ってみたかったという理由です。

100円で取引できるので、ちょっとしたゲーム感覚で取引を楽しめます。

出典:日興フロッギー | 記事から株が買える投資サービス (smbcnikko.co.jp)

日興フロッギーの口座を作ると、日興イージートレードを利用できます。

このサービスではSMBC日興証券のアナリストが発行したレポートを読めるので、個人的には重宝しています。

筆者の証券会社との付き合い方ポリシー

自分が利用する証券会社を選ぶにあたり、筆者が重視していないことを先にあげます。

投資信託の品ぞろえは気にしない。

現在NISA口座でしか投資信託は持っていません。

雨後のタケノコのようにさまざまな投資信託が新たに設定されていますが、あれもこれも欲しいと思うことは無いので、〇〇証券限定!みたいな商品には興味がありません。

多少の取引手数料

取引手数料は低い方がいいですが、証券会社も商売である以上、その事業がサステイナブルであってほしいとも考えるので、少しぐらい取引手数料を払ってもいいと考えています。

貸株の在庫量

いわゆる「優待クロス」はやらないので、一般信用の貸株のボリュームは気にしたことがありません。

一方、自身が保有する株式を貸すこともないです。

一方重視することももちろんあります

安定稼働

取引が安定的に出来ることが一番大事です。

過去の業績等を確認しやすい

筆者はBMRさんをはじめとして投資ライターをやらせていただいてます。

その際、過去10年ぐらいの業績を確認しやすい方が都合がいいです。

マネックスの銘柄スカウターは日米どちらの株式でも、確認しやすいので助かっています。

銘柄スカウターの利用料だと思えば、マネックスに払う多少の手数料は気になりません。

出典:マネックス証券

取引する証券会社を増やしたくない

証券会社の選び方からはちょっと逸脱しますが、そもそも取引する金融機関を増やしたくありません。

現在証券会社は3社ですが、正直なところ、これでも多い気がしています。

あと、自分に万が一があった時に、相続人が手続きを可能な限り容易であるようにという思いもあります。そのため、金融機関の数は少ない方がいいだろうと考えています。

口座を開設したらポイントをもらえるからとかいうようなキャンペーンには基本的に興味がありません。

貰ったポイントを使うために頭を使いたくない

やや余談ですが、いわゆる「ポイ活」もほとんど興味がありません。

大都市以外ではポイントをもらっても使うところが限られます。

地方暮らしの筆者は、貰ったポイントを消化するのが容易でない場合が多いです。

加えて、貰ったポイントを使うために頭を使いたくないのです。

ポイントカードやクレジットカードも可能な限り少なくがいいと考えます。

そう思っていても増えてしまうことはありますが。

運用する人の立場が分かるからオンライントレードなどに過大な要求を持っていない

筆者はシステムエンジニア時代に、証券会社のIT部門で働いていたことがあります。

同業の方であればご理解いただけると思いますが、証券会社のITで働いていて何が一番怖いって、取引時間中にシステムが何らかの理由で止まってしまうことです。

もちろんそれを防ぐために、何重化にしたりするわけですが。

ですから、オンライントレードを支える方々がどれほどの緊張感で仕事をしていらっしゃるかを筆者は理解できます。

また、新たな案件や税制等の改正があれば、もちろんそれにスケジュール通りに対応しなければいけません。

それのテストをするためやリリースのために週末出勤になることも多いです。

平日には停められないことが多いので。

そんな現場を知っているので、オンライントレードなどに過大な要求を持っていません。

相当必死に働いても、なかなか楽になっていない現場ではないかと思っています。

言葉を選ばず言えば、そもそも筆者は多くを望んでいないとでも言えばいいでしょうか。

急に〇〇しなくて済むような取引をしています。

こんなスタンスに立てば、証券会社はどこでもいいのかもしれません。

ただし、筆者が住む場所には対面証券の店舗がありません。

ですからオンライントレードが出来ることが必須条件になるくらいです。

対面証券にそれなりの残高を積めば、いいサービスを受けられることもあるでしょう。

それも今の居住地では難しいので、結果的にオンライン証券の中から選ぶという消去法になっています。

敢えて言えば、「何が不要か」を考えればおのずと絞り込まれるのではないでしょうか。

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